国際結婚で問題は両親の反対!解決方法は「認めてもらう必要は無い」だ

真面目な話
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ヨノモ!!
Twitter@yonoomo

初めに、
僕(ベトナム人)が妻(日本人)と結婚する際に義両親と揉めに揉めたことを記事にしている。
外国人の立場からすると、嫌な気分にさせる内容ではあるので注意して欲しい。

最近では外国人の移住者も多く、街に出ると必ずと言って良いほど外国人とすれ違う。コンビニでは店員が全員外国人の店も見かけたりする。

昔と違い、外国人がいる風景が普通となってきたし、外国人のいる環境が受け入られつつある。

結婚となるとどうだろうか。当然、人にもよるが多くの両親(年配者)はすんなりと受け入れてはくれないだろう。

だって『得体が知れないから』
このセリフは実際に僕が義両親に言われた言葉

今回は国際結婚をするにあたり、義両親と揉めに揉めた2人が婚約破棄まで考えたケド、考え方を変えて結婚をした記事

今まさに国際結婚の挨拶段階で両親(義両親)と揉めているアナタ、又は国際結婚関係なく結婚交渉で揉めているアナタ。最悪な状況を打破するには「結婚を認めてもらう必要はない」と考えを変えることです。

この記事がアナタの問題解決のヒントになれば嬉しいです。

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在日ベトナム人


まずはイメージしやすいように、簡単な自己紹介

年齢

僕、当時28歳(ベトナム人)
妻、当時27歳(日本人)

付き合った期間

付き合って6年目で結婚を決意

僕の国籍

当時はベトナム国籍

そのため、名前は完全にカタカタ表示。現在は帰化して日本国籍で名前も漢字表示

生まれ・育ち

ベトナムで生まれ3ヶ月で難民として日本へ

日本で育ち日本の学校を通う。生まれも育ちも日本と言っても過言ではない。

母語

メインで使う言語は完全に日本語

むしろベトナム語はカタコト程度にしか分からない。

また、英語に関しては「本当に義務教育受けてきたの?」と自分で疑うぐらい、まったく理解できない。

海外旅行で、空港の記入シートで性別を意味するsex欄に週2と書いたのを思い出した。今、恥ずかしさが甦ってリアルに「あわわわ」と言っている。

結婚挨拶は重々しい雰囲気


婚約前から、親睦を深めるのが目的で義両親とは数回食事に行っていた。

その時から重々しい雰囲気は感じていたがソレはよく聞く、娘の彼氏に対して父親の対抗心的なモノと思っていた。

ただ、今回の結婚挨拶で違うことを知る。

いつも以上に重々しい

簡単な食事をしてから本題に入るが、いつも以上に重々しい雰囲気となる。

呼吸すら意識をしなければ吸い込めないぐらい重く、重力がいつもの数倍に感じられる。義両親は重力を操る能力者ではないかと疑うレベル

結婚のお願いを伝える


結婚挨拶の第一声はシンプル。
『娘さんと結婚させてください』

このセリフで互いの距離が縮まり、重い雰囲気からお祝い・歓迎ムードへ変わっていくものだと思っていた。

少なくとも、今よりも関係が悪くなるとは思いもしなかった。

運転免許書のコピーを求められる

義両親からは『君の考えは理解した』などの簡単な返答の後に『免許書のコピーをとらせて欲しい』と。

まさかのセリフに思考がストップする。

なぜ一般家庭から免許書のコピーを要求されるのか。自分は婚約者の実家と勘違いしてTSUTAYAに入ってしまったのか。

予想外過ぎる要求に頭が付いていけず渡してしまう。

結婚への条件・要求の数々


最初の結婚挨拶では、義両親からは『まだアナタのことが分からないから』との理由で断られる。

それから結婚に至るまで10回以上は話し合いに行った

免許書のコピーに関してもだが、事あるごとに要求や詰問(きつもん)をされていたので、ココではそれら内容をまとめる。

色々と言われたが、個人的にキツかったモノを記載

枯葉剤の影響を疑う

コレに関してはベトナム人に限定する話になるが、枯葉剤の影響を受けている疑いはないか、検査を受けたことはあるか、また今後受けるかを聞かれた。

確かに生まれてくる子供に関係する話なので、義両親が気にするのも当たり前だ。

ただ、僕両親の出身地や当時ベトナムでの生活を聞くことなく「ベトナム人=枯葉剤影響者」を疑ってくる考えには悲しさ覚える。

日本で言い換えたら「アナタ日本人でしょ?じゃあ被ばくしているよね?」と同じ思考だ。

興信所で身辺調査も可能だ

義両親から『内密に興信所(探偵)に依頼して身辺調査をすることもできる』と脅しに近い言葉を浴びせられる。

「怪しく思える返答をしたら身辺調査するからな」とも取れる発言に、信頼関係は皆無だと理解する。

家族写真のコピーを取られる

家族の集合写真を数枚持ってきて欲しいと言われ、持っていくとコピーを取られる。

当然断ってからコピーを取ってはいるが、コチラからすると良い気分ではない。

免許証のコピーに加えて写真のコピーを取る意図は、結婚詐欺など犯罪目的だった場合に備え、警察への提出資料用に収集しているのではないかと思える。

ここまで来たらDNA情報を渡せと言われても驚かない。いやウソ、さすがにそれは驚く。

日本国籍を取って帰化して

日本国籍を取得して、帰化することが絶対条件としてあげられる。

僕自身は国籍に執着はないし、ベトナムに対して愛国心もない。

在日ベトナム人の中には『お前にはベトナムの魂は無いのか』と言ってくるヤツもいる。映画「GO」ではないが『そんなくだらないもの、テメーに20円で売ってやる』だ。

なので、帰化に関して不満はないが、釈然としないのが義両親が帰化を希望している理由をハッキリと言わない部分。

色々なことが想像できてしまい、否定された気持ちになってしまう。

お前ら外国人は怪しいから


結局何を言いたいかというと、義両親は僕のことを一切信用していない。

冒頭で伝えた『得体が知れないから』のセリフがすべてを物語っているように、地元から出たことも無い狭い世界に生きている年配者からは、僕ら外国人は異様で理解できない存在な訳だ。

それが例え、日本生まれ日本育ちの在日二世であっても理解しようとはしない。

アナタが今、国際結婚で揉めているなら、揉め事の根本は両親(義両親)が外国籍の相手(アナタ)を信用していない部分にある。

ちなみに、僕の好きな食べ物は渋いお茶と和菓子。
イエス・ノーが苦手で『行けたら行く』『検討します』のセリフが好き。
人に話しかけるときの第一声が『あっ..すみません』

もうね、僕以上に日本人らしいベトナム人もいないですからね。

婚約破棄を考える


中々進まない話し合いに僕も嫁もイライラが募り、会えばケンカばかりとなる。

酷いときは部屋ですれ違う際、肩がぶつかったとかでケンカになる。もうただのヤンキーである。

加え、義両親からは耐えきれない詰問に我慢の限界を感じ、心身ともに疲れ切ってしまう。

そこから湧き上がる「婚約破棄」の文字

それだけは避けようと2人で話し合い、僕の提案「義両親に認めてもらう必要はない」を妻は受け入れてくれた。

両親に認めてもらう必要ない


国際結婚関係なく、もし結婚話で揉めているなら是非この方法を参考にしてほしい。

それは「両親(義両親)に結婚を認めてもらう必要はない」と考えを変えること。

20歳超えた大人同士の結婚なので、そもそも無理して認めてもらう必要も許可を得る必要もない。

当然育ててもらった恩があるので、最初から強硬手段にでるのは絶対にダメだが、大揉めに発展するぐらいなら一声かけて勝手に結婚すればよい。

日本国憲法第24条

下記は憲法第24条の文面

婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」と書いてある通り、憲法でも本人の意思を尊重するべきとしている。

2人して傷つき・悲しみ・疲れてしまう必要はない。『この人と結婚します』と一言伝え、結婚をすればいい。

考え1つで両親と対等になる


「結婚を認めてもらう必要はない」と考えを変えたことにより「お願いする」から「報告する」へと変わる。

それにより、両親(義両親)とは強制的に対等な立場となり、話し合いもトントン拍子で進む。

厳しいのは我が子を思って

でも、これダケは分かって欲しい。両親(義両親)の行動は決して意地悪をしたいからでない。

確かに偏った考えは持っているが、根本には子を思う親の気持ちからきている行動である。

自分の子が外国人に騙されているのではないか、不幸になるのではないかを心配しているダケなのだ。

ただ、悪気がない分、相手を傷つける。

溝は埋まらない修復不可能


現在僕らは無事結婚をして子供が2人いる。また当時激しく揉めた義両親も、今ではとても良くしてくれる。

義両親宅に行けば御馳走を用意して迎え入れてくれるし、風呂も一番風呂を勧めてくれる。大げさではなく、息子として愛してくれている。

でも、僕は今までされたことを忘れて接することは出来ない。

やはり、話し合いに時間が掛かった分、多くの要求や詰問が出て、ソレが溝を深くした。その溝は埋まらない深さまできてしまったのだ。

だから今、結婚で両親(義両親)と揉めているアナタに伝えたい。関係が修復不可能となる前に、考えを切り替えて早く勝負を付けるべきだ。

他人である自分のことを愛してくれる義両親に対して、無感情で接してしまうこと、「お義父さんお義母さん」と呼んであげられないことはとても辛い。

アナタには僕のようになって欲しくはない。

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