お酒はいい。
すべての不安や問題点を忘れさせてくれ開放的な気持ちにさせてくれる。
誰かと飲めば肩を組みながら語り合えるし、1人で飲めばスマホ片手にヘラヘラしていられる。そんな優しく包んでくれる癒し系のお酒だが翌日にはツンデレ系となり牙をむく。
酷い二日酔いで頭はガンガンして吐き気もあり気持ち悪い。地球に隕石が落ちてみんな一緒に死ねば良いのにとさえ思ってくる。
吐き気が落ち着いたと思ったら次に襲ってくるのは「不安」「鬱」「気分の落ち込み」だ。飲み会での失言や失態はないか、会社飲みの席で『おっぱいおっぱい\(^o^)/』とか言っていないか。
心配になり参加者に当時の状況を聞くが『全然いつもの通りだったよ』の回答に『おっぱいおっぱい\(^o^)/』と騒いだけどソレがいつものお前だろと言われているようで不安になる。
スマホの発信履歴を確認すると、夜中1時に地元友達に電話を掛けた後がある。地元友達に『俺は狂った街東京でBIGになるぜ』とかどうせ言ってる。もう、本当恥ずかしい…
アナタも感じた事があるだろう。飲酒翌日に精神が不安定で鬱に似たこの症状を。
調べてみると飲酒後次の日に「不安」「鬱」「気分の落ち込み」と言った症状になる人が多い事が分かった。そして調べていくうちにこの症状には名前がある事も分かったのだ。
ハングザイエティ
飲酒後の鬱や不安を発生させるコイツの名前は「ハングザイエティ」だ。
二日酔いの「ハングオーバー」と不安の「アングザイエティ」を組み合わせた造語でSNSで使用されている。
アルコールうつ不安になる人の特徴
それでは飲酒後の鬱や不安感「ハングザイエティ」になりやすい人は誰か。
ハングザイエティを研究した機関があり、出した結果はシャイで内気な人ほど飲酒後に気持ちのリバウンドが大きくハングザイエティになりやすい事が分かった。
次の日不安感の実験研究内容
実験では飲酒するグループと飲酒しないグループをランダムで分け、飲酒グループにはお酒を飲んだ晩と翌日朝の2回診断テストを受けてもらう。
診断テストの内容は対人恐怖症度合い、シャイ度、アルコール使用障害レベルを診断するパーソナリティテストだ。
結果、アルコールは気持ちをリラックスさせコミニュケーションを円滑にしてくれる事が分かった。その反面シャイで内気な人ほど酒が抜けると気持ちのリバウンドが生じハングザイエティになりやすい事も判明したのだ。
研究チームが出した結論
今回のテストで研究チームからは以下結論が出たので引用する。
社交の不安をまぎらわせるために酒を飲む人は少なくない。しかし、このリサーチでわかったのは不安解消のために酒を飲むと翌日にリバウンドするという事実だ。
この現象は根がシャイな人ほど度合いが大きく、恥ずかしがり屋ほど翌日にヒドい二日酔いを経験しがちだ。
アル中の僕が上記結論を噛み砕いて説明すると「リバウンドを制するものは試合を制す」から浴びるように飲め。って事だね。
内向性に研究者からのアドバイス
また研究者からシャイな人に向けたアドバイスもあるのでコチラも以下引用する。
大事なのは人見知りや内向性を受け入れることだ。それだけでもアルコールの悪影響を減らせるはずだ。
人見知りや内向性は、ポジティブな特性でもある。物静かなことは美点だからだ。
またまたアル中の僕が噛み砕いて説明すると「内向性を受け入れろ」そうすれば浴びるほど酒を飲んでも問題ない。って事だね。
脳内化学物質の作用
続いてがハングザイエティ発生時、昨晩の失言や失態の念に顔を枕に埋めて足をバタバタさせているとき、僕らの脳内で何が起きているかの説明だ。
ハングザイエティが起こる背景や脳内の動きについて超簡単に書いていく。
超簡単に書く理由?
みんなもさ脳内の科学物質のアレがソレに反応してコレに変化する的な話とか正直興味ないでしょ?
化学物質GABAが影響
ハングザイエティが起こるのは脳内の化学物質GABAが影響していると言われている。
化学物質GABAは脳を落ち着かせる作用があり不安に関連する物質をブロックする事ができる。もうさ、普段からとめどなくドバドバ出てほしい化学物質だね☆
原因はGABA量のふり幅
このGABAはアルコールを摂取する事で刺激されて生産量が増える。だからアルコールを飲むとHAPPYな気持ちになる。
ところが飲酒を止めるとGABAの生産量が落ち着き通常状態に戻る。このとき不安に対して耐性のない人にとってこの感情の戻り幅が大きく感じるためハングザイエティが起こり不安や鬱、気分の落ち込みを引き起こすのだ。
二日酔いで酒を飲まないと誓う
飲酒後次の日に起きる「不安」「鬱」「気分の落ち込み」の話は以上となる。
話がズレるがいつも思う事。
酷い二日酔いとハングザイエティで酒を一生飲まないと心に強く誓った朝。その晩ビール片手に泥酔している自分がいるのは何故だろうか…
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