皆さんお酒は好きですか。
僕はお酒が好きで、ほぼ毎日ビール500mlを1本とウィスキー少量を飲んでいます。体調不良の日以外は飲んでいますので、年350日ぐらいは飲酒しているぐらい好きなんですよ。
そんなお酒大好きな僕はコンビニでビール1本だけを買うのですが、いつも行くコンビニで店員がビールを袋に入れてくれないんですよね。
今回はそんなファンキーなコンビニ店員と僕と、時々オトンの話。
ごめん、オトンは一切出てきません。昨日みた映画「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」に影響されて、ついオトンと入れただけです。
商品をそのまま渡してくる
僕は仕事帰り、家に着く前にコンビニに寄り、毎日ビール500mlを1本だけ買ってから帰ります。
当然家で飲む用で購入しているのですが、ソコでいつも袋に入れないでそのまま商品を渡してくる店員がいるんですよ。店員の伊東(イトウ)くんです。
おそらく伊東くんの中では僕が重度のアルコール依存症で、買ったビールをその場で飲み干す人間だと思っている可能性が高いんですよね。
だから袋をつけないで、毎回そのままビールを渡してくるんだと思います。
伊東くんと長い付き合い
店員伊東くんとは付き合いが長く3年ほど前から、客と店員の関係です。
3年間ほぼ毎日顔を合わせているため、お互いを認識はしていますが、当然店員と客としての会話のみで、距離を縮める気はまったくない、程よい空気と距離感を保っています。
たまに、アメリカのマイアミでホットドック売っているラテン系外国人のように、馴れ馴れしく話しかけてくるコンビニ店員がいますよね。もうね、そのタイプは伊東くんを見習って日本人が大切にしている「和の心」、詳しく言うと「他人に無関心、ことなかれ主義」を見習って接客して頂きたい。
そもそも、毎回袋をくれない伊東くんが「ことなかれ主義」かは怪しいところがありますケドね。
僕の前職も知っている
そんな「和の心」を大切にしている伊東くんと、付き合いが長いだけあって、僕が前職スーツ姿で働いていた時期も知っています。
ただ僕がスーツを着た仕事をしていた頃もビール1本買っていく僕に対し、袋に入れないでそのまま商品を渡してきやがるんです。
バッグやリュックに入れれば良いと思っています?飲み物系ってバッグやリックに入れると、水滴が資料や持ち物に付くからイヤなんですよ。
それがイヤで手に持って帰るのですが、スーツ姿にビール片手で道を歩く、完全アル中スタイルで帰宅を余儀なくされる辱め(はずかしめ)を日々受けていました。
袋がない事で起こる弊害
スーツ姿にビール片手で歩いていると知らないおじちゃんに「おっ、ご機嫌だね」と声を掛けられます。また、マンション住民には「お酒がお好きなんですね」と引き気味で言われる。
道行く女子高生に指をさされ『あいつアル中じゃね。キャハハー』と言われ、心の中で『君に夢中だよ』と気持ち悪い返ししかできない始末。
また、袋に入っていないことで物理的弊害も生じます。手に持って歩くので衝撃が缶へ直接伝わり振られる上、体温がビールをヌルくしてしまいます。
そのため帰宅後に飲むビールは爽快感ゼロなんですよね。
爽快感のないビールなんて、ロックじゃない忌野清志郎みたいなモノですからね。忌野清志郎が『エンジンがいかれちまったからJAFを呼んじゃった』って言うレベルよ。
または、凄く丁寧な敬語を使うローラみたいなものですよ。しかも「ら」抜き言葉にめっちゃ厳しい。
爽快感のない日々を変える
伊東くんのジョブは「店員さん」なので、袋が欲しい意志を伝えれば当然くれます。
爽快感のない日々を終わらせたいと思い、少し前から「袋をください」と伊東くんに伝えるようにしているんですよ。言い続ければ袋が必要なことを分かってくれると思い、ソレを狙って2ヶ月間言い続けましたよ。
それでも伊東くんは、言わないとやっぱり袋を付けてくれないんですよね。『夢はロックスター』と言っているフリーター彼氏に対して、正社員で働いてと言い続けたようなモノですよ。
何も伝わらなかった伊東くんに『袋をください』と毎回言う事に疲れた僕は伝えることを止め、いつものように完全アル中スタイル、ビール方手で家に帰る形へと戻しました。
爽快感のない腐ったオッサンに戻っていったんですよ。
今すぐビールを飲み干したい
そんなある日、仕事でイヤなことがあったので、購入したビールをその場で飲み干したい欲求に駆られ、ビールを1本買ったんですよね。
そしたら何も言っていないのに伊東くんが袋を入れてくれたんです。
もうね、彼にどんな心境の変化があったのかは知りませんが、「人をイラつかせる天才だな伊東コノヤロー」と思いましたよ。
袋が欲しい時にはくれずに、要らない時には袋に入れてくるとかワザとしか思えません。しかもコチラの感情や心境を理解してワザとイラつかせているとしか思えないこのタイミング。
この出来事があってから僕の中では伊東くんのことを「エスパー伊東」と呼ぶようになりました。
ちなみに、自発的に袋に入れてくれたのは結局その1回だけで、現在も絶賛ビール片手に家路へ帰る僕がいます。
心の中で叫んでみる
エスパー伊東と分かった以上、僕はこのコンビニに行くたびに『エスパー伊東、本当は聞こえているんだろ』や『聞こえているのは分かっているんだぜ』などと心の中で叫んでいますよ。
ある日、会計待ちの列に並んでいる時、心の中で『かかってこいやエスパー伊東』と叫んでいたんですよ。そしたらソノ瞬間に伊東くんから『コチラのレジへどうぞ』と言われた時はガクブルし、死を覚悟しましたからね。
もうエスパー伊東には勝てねぇ、、、
500ml 2本買ってみた
試しに500ml 2本をレジに持っていったら、一瞬手元に迷いが生まれたが袋なしで商品を渡してきた。
伊東くんテメーコノヤロー
最後に
伊東くんはマジでエスパー
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