酒を飲まない方・得意ではない方からすると、酒に酔う感覚が分からず気になったりするだろう。
僕は1年で350日はアルコールを摂取しているほどの酒好きだ。
例えヤンキーにケンカを売られて『テメー!!ドコ中だよ!!』と言われても『アル中だよ!!』と答えてしまうぐらい酒が好きだ。
350日間酔っているので、飲まない方から頻繁に酔う感覚について聞かれる。
そこで今回、摂取したアルコール量に対して「身体や感情(脳)の状態変化」、それに加え「体験談&主観」も記載した記事を書いた
体験談&主観も記載するので、酔う感覚がイメージしやすくなっていると思う。
また、ココで記載しているアルコール量に対しての状態変化は「社団法人アルコール健康医学協会」が発表した情報を参考にしている。
爽快期 ビール 1本
ココで話に出るビールとは中瓶のこと。ビール中瓶は500mlなので、ペットボトル1本分と同じ量だ
爽快期の量を他で例えると、
日本酒なら1合
ウィスキーシングルなら2杯ほど
脳への影響 軽い酩酊
理性をつかさどる大脳新皮質活動が低下。
それにより、普段抑えられている大脳辺縁系 (本能や感情をつかさどる)の活動が活発になる。
身体や感情(脳)の状態変化
・皮膚が赤くなる
・爽やかな気分になる
・陽気になる
・判断力が少し鈍る
体験談や主観
爽快期と言われるだけあって、この量だと爽やかな気分でいられる。
この時期なら、YouTubeヒカキンのサムネ変顔を見てもイラッとしないし、デブ友達が『俺の腹にあるのは脂肪ではなく希望だ』と発言しても、聖母マリアのように微笑んでいられる。
ほろ酔い期 ビール中瓶 2本
他で例えると、
日本酒 ~2合
ウィスキーシングル ~3杯
お酒が弱い方だと、ココぐらいの量で気持ち悪くなることが多い気がする。
脳への影響 軽い酩酊
同上
身体や感情(脳)の状態変化
・手の動きが活発になる
・体温が上がる
・脈が速くなる
・ほろ酔い気分となる
・抑制が外れ、理性が失われる
体験談や主観
体全体がフワフワとしてきて、顔が自然とニヤけだす。すべてのことに対して優しくなれ、感情はラブ&ピースへと変わる。
今ならお笑い芸人「にゃんこスター」で腹抱えてゲラゲラ笑える。また、仕事で隠しているミスとか、本気でどうでも良くなる。
これぐらいの量あたりで、マナカナの区別がつかなくなり、ザ・タッチも区別ができなくなる。加えて、ビートたけしの発言も良く聞き取れなくなる。
が、コレらは酔い関係なく分からない可能性はある
酩酊初期 ビール中瓶 3本
他で例えると、
日本酒 3合
ウィスキーシングル 3杯
酒好きなら、居酒屋に行けば少なくとも中瓶3本は飲む。居酒屋で中瓶は1本600円前後するので、酒代だけで既に1,800円掛かることになる。
居酒屋での宴会は高く付くことが分かるだろう。
脳への影響 軽い酩酊
同上
身体や感情(脳)の状態変化
・立てばふらつく
・気が大きくなる
・大声でわめきたてる
・怒りっぽくなる
体験談や主観
有吉弘行が止めに入るぐらい毒舌になり、発言する内容はすべて誇張表現となる。
武勇伝を語り出すのもこのタイミングで、『昔ヤンキー6人に囲まれたケド謝らせたわ』などと言う。実際は10,000円カツアゲされて『何かわりーな』と言われたダケだ。
また、自分がおこした仕事でのミスはすべて、時代と安部総理のせいになる。
酩酊期 ビール中瓶 4~6本
他で例えると、
日本酒 4~6合
ウィスキーシングル 5杯
脳への影響 強い酩酊
小脳まで麻痺が広がる。
その影響で、運動失調(千鳥足)状態となる。
身体や感情(脳)の状態変化
・千鳥足になる
・呼吸が速くなる
・吐き気、おう吐が起こる
・何度も同じことを繰り返し話す
体験談や主観
この量まで達すると、終電のことや妻(彼女)に帰りの連絡をすることを忘れる。
いや、正確には連絡の必要があることは微かに覚えてはいる。ただ「男の飲み会に女が口出しをするな」と思い、反論しようものなら亭主関白を誇示して黙らせると考える。
翌日妻に本物の土下座を見せることとなる
泥酔期 ビール中瓶 7~10本
他で例えると、
日本酒 7合~1升
ウィスキーシングル 1本
個人的に、この量を飲む機会は年に1~2回ほど
脳への影響 麻痺
表現も「麻痺」へとかわる。
海馬(記憶の中枢)へ麻痺が広がると、今していること、起きていることが記憶できない(ブラックアウト) 状態になる。
身体や感情(脳)の状態変化
・まともには立てない
・意識がハッキリとしない
・言語がメチャクチャになる
体験談や主観
つい先ほどまでの会話や行動が思い出せなくなり、すべての感覚が狂う。
この状態の何が危険かと言うと、どんなに強い酒でもがぶ飲みする事ができてしまうのだ。また、がぶ飲み行為を続けるとある瞬間、本当にまばたきした瞬間に場面(場所や状況)が変わる。
先ほどまで知人と飲んでいたのに、気付いたら1人裸足で公園にいたりする。
ここまでくると、全裸になって「シンゴーシンゴー」と叫びながらでんぐり返しするレベルの酷さだ。
昏睡期 ビール中瓶 10本以上
他で例えると、
日本酒 1升以上
ウィスキーシングル 1本以上
脳への影響 死
麻痺が脳全体に広がると、呼吸中枢(延髄)も危ない状態となり、死に至ることもある。
身体や感情(脳)の状態変化
・ゆり動かしても起きない
・大小便はたれ流しになる
・呼吸はゆっくりと深い
・死亡
体験談や主観
この量まで酒を飲んだことは恐らく無いし、あるとしても記憶にないのでコメントは省く。
ただ、生命の危機を感じだすボーダーラインは、確かにこの量ぐらいからだと思う。
アルコール適量は20g~25g
個人差や環境にもよるが、純アルコール量が20g~25g程度で「爽快期~ほろ酔い」となるので、ソコが適量と言われている。
量で言ったらビール中瓶2本を上限にストップするのが良い。うん。自分には無理だ。
願わくば蛇口を捻ればビールが出てきて朝はソレで顔を洗い、梅雨時期は空から八海山(日本酒)が降り注ぎ傘の雫で舌鼓して、シャワーを浴びるとヘネシー(ブランデー)が出てきて体中がベタベタになる。
そんな世界になって欲しいと昨晩も星に願いをかけたところだ。
酒を飲まないなんて 人生半分損している
最後に。
酒を飲んで酔っ払う感覚を何となく分かってくれただろうか。良い面も悪い面もあるので、一概にアルコール=悪とは言えないと思う。
ただ、アルコールを飲まない人に対して「酒を飲まないなんて人生の半分損している」と発言する人がいるが、そんなヤツの話に耳を傾ける必要はない。
酒好きな僕からしても『何言ってんだこのアル中』と思う。
酒を飲まないアナタが、もしそんな言葉を言われたら「人生の半分が酒なんて寂しいヤツだな」程度に思って、鼻で笑ってやればいい。
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