求人サイトを見ていると目につく高収入バイト特集。
深夜労働や技術系の求人が並ぶ中ひときわ目立つ求人広告「パチンコ店員募集」
詳細を確認すると日中勤務・無資格で時給1,300円1,400円と景気の良い数字が並び『えっ?ココはドバイ?』と一瞬混乱する。
そんな高収入を得られるパチンコ屋でのアルバイトを怪しい・怖いからと応募を躊躇(ちゅうちょ)しているそこのアナタ。
仕事内容はラクで日中時間帯でも高時給を得られるのに応募しないなんて勿体ない。
今まで勤務先店舗を3回変えて計4年ほどパチンコ店員として働いていた僕がパチンコ店で働くメリット・デメリットを伝えるので参考にして欲しい。
パチンコ店員デメリット
まずはパチンコ店員として働くデメリット紹介。
パチンコ店はご存じの通りお金を賭けてギャンブルをする場所だ。
コレは全国民が知っている事実だが警察組織だけは何故かその存在に気付かない不思議な場所でもある。
キャンブルが関係する特殊な店なので他業種とは違う部分があり、合う合わないがハッキリと分かれる。デメリットを乗り越えられるかを検討して欲しい。
たばこ臭い&煙草臭い
パチンコ・スロットとは基本的に暇な遊技だ。そのため客は手持ち無沙汰でタバコを吸うことが多く、店内は常にタバコの煙や臭いが充満している。
『副流煙?ナニそれ美味しいの?』レベルで店員は常に副流煙を吸っていることになる。むしろ副流煙が酸素だ。
タバコが極端にダメな人には居られない空間となっている。
髪の毛や肌から臭うタバコ臭
煙が充満している場所に長時間いるので肌や髪の毛にタバコの臭いが染み込む。
臭いが付くとかのレベルではなく染み込むのだから長時間臭いが取れない。
例えばパチンコ店勤務の彼女が居るとしたら、部屋でイチャイチャして良い雰囲気になった時に彼女が髪をかきあげた瞬間にふわっと香るタバコ臭。
いま自分の腕の中にいるのは45歳ぐらいのオッサンではないかと一瞬疑うことになる。
タバコが苦手なら新店舗を選択する
タバコが苦手な方でも安心して欲しい。
最近の店舗では強力空気清浄機を入れているところが多く、非喫煙者でも過ごしやすい場所になっている。
またそれら店舗では非喫煙者の店員も多くいるので疎外感を感じることもない。もしタバコが苦手なら新しめな店舗や大型店舗を選択すればいい。
店内が騒音でうるさい
パチンコ台は目立つために効果音・BGMが大音量で流れる仕様となっている。
ソレが数十台~数百台と並んで音を出しているから凄くうるさい。また台がうるさいから必然的に店内BGMやマイクの音も大きくなるので店内は常に爆音だ。
加えてスタッフは片耳にインカム(トランシーバー)をしており、指示が聞こえるようにと自然とインカム音量も量大設定になる。
そんな環境だから慣れないうちは帰宅後も耳鳴りがして「キーン」とする。
騒音目安は救急車のサイレン
埼玉県深谷市役所の公表文章によるとパチンコ店内の騒音は80デシベル。
公表文章の内容を借りると80デシベルとは「救急車のサイレン」と同レベルの騒音。また会話自体は「30㎝以内で大声で話せば会話が可能」との事。
自分の感覚的にもパチンコ店内の騒音は公表文章の内容で合っていると感じる。それぐらい店内は常に爆音だ。
耳鳴り難聴対策は耳栓&インカムで
パチンコ店内がうるさいことは理解できたと思う。
難聴対策としてオススメするのが耳栓をしながら勤務にあたることだ。片耳にはインカムが入っているのでもう片耳に耳栓をするだけで良い。
それにより音もだいぶ軽減されるので店員初心者はこの方法をオススメする。
ただ当時働いていたころ僕は難聴対策をしていない。現在健康診断の聴覚検査では正常値をキープしているのでソコまで難聴の心配をする必要もないと思う。
客層が悪くDQNが多め
パチンコ店はご存じの通りお金を賭けギャンブルをする場所だ。
そんな特殊な場所なので他業種と比べ客層が悪くヤンキー比率が高めだ。
またパチンコは客が負ける仕組みなので殆どの客が負けており、一部ガラが悪い客がイライラして店員や備品にあたることが多々ある。
客が店員に八つ当たりクズと暴言
大負けした一部ガラの悪い客にガッツリ暴言を吐かれるのは半年に1回ぐらいある。
理不尽な八つ当たりにコチラ側がイラッとする態度を見せるとトラブルに発展したり、WEB掲示板に悪口を書かれたりする。
暴言を吐いてくる客に関しては社員を呼ぶか適当に流すのがいい。マジで相手にするべきではない。
小便器にうんこ
嫌がらせとして男子トイレの小便器にウンコされることがたまにある。ウソでも大袈裟でもなく本当に小便器にウンコをされる。
自分の意志でギャンブルをして、負けたから小便器にウンコとか20歳超えた大人がやるのだからマジでドン引く。たまたまその場面に出くわしたら冷静に『大便器はあちらですよ』と言いたい。
この最悪な小便器にウンコは2年に1回は遭遇する。当然掃除する必要があり最悪なタイミングでトイレチェックに行ったスタッフが掃除するしかない。
その掃除が自分だった場合、前世で相当悪いことをしてその報いが今きたのではないかと思うぐらい凹むからね。
パチンコ店員メリット
続いてはパチンコ店で働くメリットの紹介だ。
デメリットがかすんで見えるぐらいメリットが大きいので是非とも検討して欲しい。
フリーターで高収入
パチンコ店で働く最大のメリットは高収入の部分だ。
パチンコ店員の給料だけで一人暮らし生活が出来るのだから凄い。
時給をコンビニと比べる
住んでいる地区のパチンコ店員とコンビニ店員の時給は下記で共に9時~17時の時間帯での時給だ。
■パチンコ店員 時給1,400円
■コンビニ店員 時給1,100円
この300円差は本当に大きい。9時~17時で8時間勤務だとしたら1日のアルバイト代の差は2,400円もあるのだから。
フリーターで一人暮らし生活が可能
パチンコ店員は1日約11,200円は稼げる。
シフト週5日で入るとしたら1ヶ月約22日間の勤務となるので月収246,400円ぐらいの給料になる。
月収246,400円ならフリーターでも東京で一人暮らしすることが可能だ。他バイトと掛け持ちの必要もなくパチンコ店員1本で済むので魅力的。
仕事内容はシンプルでラク
初めて働く職種なんて未知すぎて仕事内容を想像することができないと思う。
パチンコ店員なんて余計に想像しづらい思うが安心して欲しい。
仕事内容は凄くシンプルでなおかつ楽だ。フロアスタッフとしてメインとなる仕事を説明していく。
店内を巡回して掃除
基本的な行動として店内を巡回してゴミを拾ったり灰皿を掃除。
業務時間中は店舗内をグルグルと周り1日中歩いていることが基本行動となる。
そのため初日は足が痛くなるがスグに慣れる。運動不足も解消されるから歩き回る事はメリットと考えて良い。
仕事はドル箱の上げ下げ
店内を巡回して客に呼ばれたら玉が入ったドル箱を床に下ろす、又はドル箱を台に上げる。
コレがメイン業務となる。
満タンに入ったドル箱の重さは10kg前後で重めだが長時間持つ訳ではないので体力に自信がなくても大丈夫。
『ワタクシ、箸よりも重いものは持ちたくないの』と貴族的考えな人はデジタルで玉数をカード管理する「パーソナルシステム導入店」を選べばいい。
ただしパーソナルシステム導入店舗はやることが無くてメッチャ暇だけどね。
パチンコ台の玉詰まりトラブル対応
客が打っているパチンコ台が内部で玉詰まりを起こす事がある。
その玉詰まりをフロアスタッフが直すのだが難しいことはない。
パチンコ台を開けて内部のレールを叩くだけ。令和の時代に叩いて直すとか原始的に聞こえるだろうが本当にコレだけ。
要はレールを流れている玉が詰まるから叩いて振動を与えて流れるようにするのだ。
マイクでパチンコ台の呼び出し
客がパチンコ台にモノを置いて長時間キープしていることがあるのでマイクを使用して呼び出しをする必要がある。
マイク使用に最初は恥ずかしく思うかも知れないが大丈夫。客は遊技に夢中だし店内は爆音でほぼ聞こえないので恥ずかしがる必要もない。
接客業ではない
パチンコ店員として働きたいケド接客業が苦手と悩んでいるアナタは安心して欲しい。
アルバイトの募集要項には接客やフロアスタッフと記載しているが実際は客と会話することはほぼ無い。
何故なら客とのやり取りが発生する頻度に少ないからだ。
ネイルや髪型が自由
店舗の方針にもよるがパチンコ業界は他接客業に比べて髪型やネイルなど比較的自由だ。
若いうちはオシャレをしたいので、ネイルや髪型が自由なのは大きなメリットだ。
求人年齢何歳から?18歳から
以上がパチンコスタッフとして働いた経験を書いたブログだ。
ちなみにパチンコ店で働ける年齢は18歳からとなる。
この記事でアナタの不安は取れたでしょうか。
こんな仕事内容で誰でも簡単に高収入バイトが可能なのだからパチンコアルバイトを検討に入れないのは勿体ない。
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